キャピタルワークス株式会社/塩見健二税理士事務所
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相続・事業承継 2022.08.05
  • 3分でわかる!有価証券担保融資の概要

有価証券担保ローン(証券担保ローン、コムストックローン)の利用上の注意点を説明します。

 

商品概要

有価証券担保ローンは、証券担保ローンやコムストックローンといった名称でよばれています。

有価証券担保ローンは、資金使途フリーという融資商品が多いです。

ですので、事業用に利用しても、有価証券の買い増しにつかっても、納税に使ってもOKということです。

証券会社の担当者のススメで有価証券の買い増しに利用される場合が多いようです。

返済期間は、証券会社によって異なります。

担保物は、現物の有価証券や投資信託になります。

信用取引して購入した現物は担保にならないということです。

12ヵ月以内に返済するものから、長期返済も対応できるものが多いです。

 

担保掛目

有価証券担保ローンは、担保物によって掛け目が大きくかわります。

国債、公社債などの値動きがほぼない債権については、額面の95%といった掛け目になります。

上場会社の株式については、値動きがあることから時価評価の70%位といった掛け目になります。

一部の上場会社の株式については、担保不適格扱いといっているものもあります。

担保不適格リストは、有価証券担保ローン会社でリストをもっていたり、公表したりしています。

 

担保割れが続いた場合

有価証券担保ローンは、担保物の価額が常に変動しています。

とくに新興国通貨建ての有価証券については、値動きが大きいです。

融資残高に対して、おおよそ70%の保全を求める先が多いです。

ですので、株価が暴落した(そもそも高値掴みをしていた)ときは、下記の対応が求められます。

一つ目は、融資の繰上弁済です。

二つ目は、追加担保の提供です。

担保割れが続いた場合は、有価証券担保ローン業者が強制的に有価証券を売却して元本及び利息の回収をすることになります。

 

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